かず4年A

福西です。遅くなりましたが、初回の記録です。

このクラスには、去年岸本先生のかず3・4年クラスにいたSちゃんが来てくれています。思えば1年生のころ、バレエの都合で授業時間の半分、つまり30分だけのためにわざわざ通ってきてくれたことを思い出します。その熱心さに立ち返って、指導していきたいと思います。

Sちゃんは授業が始まるとさっそく春休み中にやってきたドリルを3冊も見せてくれました。今ではもう50冊を超えているでしょうか。いつか「大切に保管して下さい」と言った言葉をそのままに、Sちゃんのお母さんは実践して下さっており、大変有難く存じます。

ドリルの後は、去年のファイルに目を通しました。自然と、難しかった箇所や、やり残したところを見ることになりました。中には相当難しいパズルもあり、Sちゃんのどんな時でも負けじと食らいついている強さを見る思いがしました。こうした足跡も、いつか自分がそれを見返す時のために、どうか大切に保管していただければ幸いです。

さて、Sちゃんの解き方を見ていると、岸本先生と同意見で、ぜひとも称揚したいことがあります。それは、問題が複雑でも偶然を頼みとせずに論理的に解こうとする姿勢・意欲です。たとえばパズルでも、A、B、Cと3つの選択肢があった時、AとBがありえないことを確認し(しかもそのAにはまだDとEの枝分かれがあった場合、そのどちらもありえないことを示してはじめてAがありえないということになります)、そのように可能性をみんな潰してから、「Cしかない」という結論を得ています。Sちゃんからは、自分の空想をできるだけなくすようにする努力が伝わってきます。

算数が苦手になる一つの原因は、自分の思い込んだ答と正しい答とがしばしば一致しないことから来る、戸惑い(勘違いの積み重ね)にあるものと思われます。そして、たぶん自分がこうと思っていても、実際に頭を働かせてみると、予想外の結果が出てくることは、算数ではよくあることです。それを面白く感じられるか、「あ、まただ、いやだなあ…」と感じるかは、今後トライし続けるかどうかの分かれ目にもなります。そこで今学期は、算数の話題の中から、事実と予想とがずれるような切り口を選んで、それを論理(自分の力)で検証していくことを楽しんでもらえるようにしていきたいと考えています。