ことば1~2年A(1/6)

福西です。本年もよろしくお願いいたします。

新年の最初のクラスでは、百人一首(競技かるた)をしました。

E君とA君は、以前かるた大会で実現しなかった兄弟対決をしたいと言ったので、その取り合わせでしました。

M君は手ごたえを所望だったので、RちゃんとSちゃんの女の子ペアと対戦しました。

E君とA君の対峙は、1枚差でE君が沽券を見せ、それまでつかず離れずでいい勝負だったA君は、とても悔しそうでした。お家でも、覚えて練習をしたとのことでした。またその成果を見せてください。

もう一組の対戦は、女の子ペアが予想を上回る強さで、大差をつけて勝ちました。ハンディキャップで一応調整したのですが、それでも追い付かないほどでした。

Rちゃんが抜きん出て強くなっていました。お家でよくしていたとのこと。一字決まりの歌がよく取れていました。また、得意札も何枚か増やしていたようです。M君も一字決まりでは特に手を早く動かしていたのですが、一瞬の差で、惜しいシーンが何度もありました。

Sちゃんは、冬学期に初めて覚えてくれた「あまのはら」や、以前の見学で覚えてくれた「はるすぎて」を得意札にして臨んでいました。

M君はそのあと、「かるたをし まけかてずでい(居) くやしおもひ」という俳句を作って、捲土重来を約束していました。

本読みでは、『火よう日のごちそうはひきがえる』(エリクソン/作、佐藤涼子/訳、評論社)を、引き続き34ページまで読みました。

主人公であるカエルのウォートンが、ミミズクにつかまって、とうとうその巣まで連れて行かれます。ミミズクのカレンダーには、5日後の火曜日に丸がついていて、本の題名の理由が明かされます。

「なあ、イボイボ!」というミミズク(ジョージ)の台詞が、案の定クラスでも笑いを誘いました。私自身、小学校のころに、劇団でそれを見聞きして、面白かったのを覚えています。その耳底の音色を再現してみたところ、「笑いのツボ」というものが子供たちにとっては古今同じなんだなあということを確かめることができて、ふと懐かしい気持ちになりました。