3/10 かず(小2)

岸本です。

とうとう冬学期最後のクラスとなりました。
一人欠席の子がいたのは、とても残念でしたが、他の子らは最終回にふさわしい熱気で、問題に挑んでくれました。

今日は、これまで挑戦したパズルを少し難しくしたものを幾つか用意し、自分が好きなものを選んで解いてもらいました。

用意したパズルは、「間違い探し」、「イラストロジック」、「マッチ棒パズル」、「ブロック計算・ナンバーリンク」、「宝探し・ナンバーネット」、「数独」、「たし算ピラミッド」の計7枚です。
どれも一度は解くことが出来たものですが、難易度はそれよりも上がっています。

最初人気だったのは間違い探しでしたが、マッチ棒パズルやナンバーネット、数独、たし算ピラミッドに挑戦してくれる子もいました。
間違い探しは手馴れたもので、挑戦したほとんどの子が全部の間違いを見つけてくれました。

またマッチ棒パズルを選んだ二人は、協力して問題に取り組み、ヒントを頼りに、あれやこれやと考えを出し合っていました。
そのうち、間違い探しを解いた子も合流し、最後の問題は三人で挑戦することになりました。
この問題では、一人の子が惜しい解答をつくり、それを基に別の子が上手くヒントを聞きだし、もう一人の子がそれらを参考に答えを導くという連係プレイが成立したのには、感心させられました。
他方で、ナンバーネットに挑戦してくれた子は、一人ながら、ルールを思い出しながら少しずつ解いていき、遂には難関部分も突破して、見事完成させてくれました。

一方、数独に挑戦してくれた子は、浅野先生や他の子の協力も得て、なんとか進めていったのですが、最終的にはどうしても解けないとあきらめてしまいそうになりました。
結局、今回はお家で解いてもらうということで、別のパズルに挑んでもらいました。
また、パズルのうち一番難しい「たし算ピラミッド」に挑戦した子も、このクラスでは解くことをあきらめて、お家で解いてもらうことにしました。
あきらめてしまったのは残念ですが、お家で時間をたっぷり使って解いてもらえればと思います。

さて、残り少ない時間の中、マッチ棒パズルを解き終えた子供たちは、さらに何人かの子供たちも加わえて、イラストロジックに挑戦することになりました。
みんなで協力して、ルールを思い出しながら進めていくと、あっという間に、第一問を解き終えてくれました。
ここでちょうど時間となりましたが、早い子は第二問まで解き進めていました。

少し話はそれますが、ある子供さんは、パズルとは違う別の方法で、「かず」の総まとめをしてくれました。
それは、教室にある世界地図を囲むように並べられた国旗がいくつあるか、数えるという方法でした。
とはいっても、ひとつずつ数えるのではなく、右側にはいくつ、左側にはいくつ、上にはいくつ、…、というようにそれぞれの値を出して、最後にそれら全てを足すという方法を使ってくれました。
答えが三桁になる計算でしたが、見事世界の国旗の数を導いてくれました。
正直、用意したパズルに興味を示してくれなかったのは寂しかったのですが、逆に、身近なものも子供さんの興味を惹く教材になりうることを、教えてもらったようにも思います。

最後のクラスでは、子供たちが試行錯誤し、時には一人で、時には協力して、様々な問題に挑戦してくれました。
難しかったとは思いますが、きちんと解けた問題がいくつもあり、今までの総まとめとしては、十分だったと思います。
一年を通じて、力及ばないところもありましたが、子供たちと共に学べたことは、とても良かったと思います。
このクラスで学んだように、今後も「かず」のみならず、いろいろな勉強に挑んで欲しいと思います。