4/16 かず6年生B

高木です。

このクラスは昨年度から引き続き担当させていただいています。
今年度も、ドリルとパズルの両方の足で、一段一段、登っていこうと思います。

M君は、春休みのあいだに、ドリルを1冊終わらせてきてくれました。
複雑な円の面積を求める問題のページには、
何度も消しゴムで消した跡が残っていました。
彼のありのままの頑張りには、いつも胸を打たれます。

今日から新しい文章題のドリルをスタートしたAちゃんとM君は、
かけ算やわり算に比べれば触れること自体が少ない、
奇数/偶数の問題や、概数を求める問題に、少し戸惑い気味でした。
文章題の場合、かつて解いたことのある問題でも、
問題文の書き方が変わっていれば、一瞬どういうことか分からなくなることがあります。
そこで問われるのは、国語力や、多様な問題文に接してきた経験はもとより、
考えを切らさない、持続力だと思います。
さいわい、間違い探しや迷路、マッチ棒パズルといった、
一問を解くのに長い時間を要する問題に日頃から親しんでいる、ということもあって、
最初は戸惑ったものの、彼らはしっかり解き進めてくれました。

授業の後半は、マッチ棒パズルと間違い探しをしました。
マッチ棒パズルでは、有名な、「金魚の方向を変える」問題をしました。
以前このクラスでも取り組んだことがあるのですが、
今回は、そのときに出題した問題に加えて、
もう一題、おなじ「金魚」を使って、より難易度の高い問題にもチャレンジしてもらいました。
ただし、一度やったことのある問題の方も、意外と解き方を忘れているもので、
解けたときに初めて、「ああ、そうだった」と思い出すのだと思います。
最初は「これやったことある!」と言いながらも、結局みんな粘って考えることになりましたが、
その末に、マッチ棒を2本動かして金魚の方向を変えることに成功したMちゃんは、
とても清々しい表情をされていました。