0902 山の学校ゼミ(調査研究)

年度末の3月あたりに発表するという目標を設定しました。

 

近代―現代とライトノベルという大きな枠組みになります。近代―現代という切り口はいろいろな分野に適用できます。例えば学校で近代的に何らかの目標(戦争や経済成長)に向かって進むというモデルがあれば、現代ではそのモデルが通用しづらくなっているのではないかとも考えられます。

 

近代―現代を分ける一つの基準は大きな物語が通用しているか否かという点に求めることができるでしょう。そうだとしても、現代では大きな物語が全くなくなってしまったのではなく、それなりに有力でありつつも、別の可能性を考えることもできるようになったのかもしれません。価値相対的というか割り切るというか、そうした態度に現代の特性が表れているのではないかといった話をしました。ライトノベルではあり得ないような設定がそれはそれとして受け入れられ、作者があとがきで全然違う話をすることにも通じます。

 

まだ整理できていませんが、大きな方向性は見えてきたような気がします。