ことば3年

福西です。

 京は九万 九千くんじゅの 花見哉  芭蕉
 春の海 ひねもすのたり のたり哉  蕪村
 春水や 四条五条の 橋の下     蕪村
・ 夏山に 足駄を拝む かどで哉    芭蕉
(・印が今回の新しい俳句です。)

黙想をした後、まず3句をおさらいしました。新しく仲間入りしたT君も前もって予習してくれていたので、堂々とみんなに混ざって、張りのある声を出していました。(それ以外のところでも、T君のひたむきさには感心しました)

それから「夏山に…」を新しく覚えました。さっそく「足駄って?」「かどでって何?」とめいめいが国語辞典をひきはじめたので、その前に五十音プリント(>こちら)で、あかさたなの順番を確認しました。「ひねもす」と「ひも」なら、第1ラウンドは「ひ」で同点。だから、第2ラウンドで勝負→「ね」と「も」のどっちが早い?→あかさたなを唱える(あるいはひらがなの表をこっそり見る)といったことをしました。

その後で、今日の「足駄」「拝む」「かどで」を調べてもらいました。「拝む」でも、おかみ、おが・む、おかめと続けてあるのを見ていながら、「おかみ……(長い間)……おかめ。? あれ、「おがむ」がない」というケースがほとんどでした。T君は、「だから、あのプリントをしたのか」と言ってくれました。

来週は、「か」の次に「が」が来るという、濁点のルールの五十音プリントをします。

今週の宿題は、4句を書いて憶えてくることです。来週、2チームに分かれてホワイトボードに書いてもらいます。ひらがなで間違わずに全部書けたら5点、その中で漢字を一つ使っているごとに+1点、でもどこかミスしたら0点、という方式です。(さっそくU君がそれぞれの句を最大何点になるか調査していました^^)来週が楽しみです。