かず1~5年(2013/12/2)

福西です。

冬学期の初回は、生徒たちが前回した内容を覚えていて、「あれをまたやりたい!」と言ってくれたので、類似の問題をして認識を深めることをしました。今回は7マスの正方形で作れる図形で、何個ちがう形が見つけられるかを、実際に方眼紙を使って調べました。(ただし図形はつながっているものとします。また回転、裏返しの操作でぴったり重なる形は同じものとみなします)。そうして、数と図形のつながり、すなわち幾何的な感覚でも問題に触れてもらいました。

1時間たっぷりと、考えつく限りの形をひたすら見つけ出してもらいました。

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最後は、5年生のYu君が作ってくれた長大な標本(カタログ)の上に、1年生のHt君、2年生のHa君が作った形を乗せて照合していき、「新種」の発見に興じました。Yu君はさすが年長だけあって、圧倒的にたくさんのパターンを考えてくれましたが、それでも考え付かない形を、1、2年生たちが作っており、ユニークな形が次々とカタログに加えられていったことは、興味深いことだと思います。こういうのを「三人寄れば文殊の知恵」と言うのでしょうね。

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(「ほら、車の形」と、ユニークな形を考えつくHt君)

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(1マスをまちがえて切ってしまって、それをセロテープで貼り直したという偶然をもとに、「くっ付けることで新しい形が作れる」ことを思いついたHa君。これも賢明な方法です!)

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(そしてYu君の、この『7の形』のカタログ!「よっしゃ、30個いった!もしかして、40個いけるかも!」と、ワクワクしてきりがない様子)

最後の5分、お楽しみ、「ブラックジャック」を1回だけしました。今回も(前回もそうでしたが)、残念ながら「親」である私の勝ちでした。Yu君は「くっそー、家でめっちゃ練習してきたのに!」と悔しがっていました。三人が口々に「もう1回!」というところを、「またね」と言って、悔しさのおみやげを持って帰ってもらいました(^^)