ことば4・5年

福西です。以前のアップが止まっていて、すみません。
とりあえず前回分の記録です。

第11回目(6/25)は、2年生のクラスと同じ「三段なぞなぞ」を作ることに挑戦しました。最初は私が問題を出したところ、解く度に「もう1問出して!」が続きました。たとえば、こんな問題です(実は2年生にもこれと同じ問題を出しました)。

1「まんがか」とかけて、「しーっ!」ととく。
そのこころは?(まんがかはなにをするしごとでしょう?)

2「うきわ」とかけて、「かんどうしないえいが」ととく。
そのこころは?

3「おこのみやき」とかけて、「ひっ、ひっ、ひっ、ひっ…」ととく。
そのこころは?

4「大中」とかけて、「デパートでだだをこねる子ども」ととく。
そのこころは?

5「あうえお」とかけて、「とってもだいじな人」ととく。
そのこころは?


1 どちらも「かくしごと」(隠し事)でしょう。
2 どちらも「なかない」(中ない)でしょう。
3 どちらも「ひっくりかえす」でしょう。
4 どちらも「しょうがない」でしょう。

5番だけは、最後まで内緒にしていましたが、結局は解かれてしまいました。(「大事な人がいないと、どうでしょう?」「困る…?」「そう! あとはそれを何と答えたらいいでしょう…?」「えー? 答言ってよ~」「だめー」)

さて、今度はそのように作ろうということになって、作り方を説明したのですが、なかなか最初は引っ込み思案な生徒が多くて、「えー、難しい」となっていました。

ところがEちゃんがとても乗ってくれて、みんなを引っ張るようなムードを作ってくれていました。するとAちゃんとMちゃんも乗り出してきました。以下に最初の1、2問だけ紹介します。(Aちゃんの問題を回収するのを忘れてしまい、ここに紹介することができませんでした。申し訳ありません…)

絵の具とかけて、いろえんぴつととく。そのこころは?(出題者:Eちゃん)

私「どちらも書くものでしょう」
Eちゃん「ぶー」
私「どちらもきれいでしょう」
Eちゃん「ちがいます」
私「えーと…えええ~?」
Mちゃん「Eちゃん、何なん答…? あー、ああ。じゃあ、ヒント出してあげてもいい?」
Eちゃん「いいよ」
Mちゃん「ほら、これがヒント!」と、黒板に草の絵をかき出す。
私「どちらも緑色でしょう?」
Eちゃん「いいえ。これは何をしているでしょうか?」絵の中をぐりぐりと…。
私「ああ、分かった。どちらも塗るものでしょう!」
Eちゃん「正解」

これに気をよくして、今度はMちゃんが出題。

「クーピー」とかけて、「いろえんぴつ」ととく。そのこころは?(出題者:Mちゃん)

私「えー、どちらも書くものでしょう?」
Mちゃん「いいえ」
私「どちらも折れやすいでしょう」
Mちゃん「ちがうよ…あ、Aちゃんになら見せてあげる、ほら」
Aちゃん「あーあー。確かに。ヒント出してあげてもいい?」
Mちゃん「いいよ」
Aちゃん「ほら、私の服を見て。これはなに?」
私「えーと、模様がついているでしょう?」
Aちゃん「ちがーう」
私「それは、この部屋にもありますか?」
Mちゃん「推理クイズにしないで下さい」
Aちゃん「でも、この部屋にも、どこにでもいっぱいあります」
私「それは空気みたいなものですか?」
Mちゃん「いいえ」
私「分かった。色が色々とあるでしょう?」
Mちゃん「正解!」
Aちゃん「ね、私の服も、確かにそうだったでしょう?」
私「納得」

と、このあたりから盛り上がっていきました。一方、Hi君は7色の紙に7つも問題を作ってくれました。Hi君はマイブームが起きると、すごく集中してくれる様子があります。たとえばこんな問題があります。

学校とかけて、遊びととく。そのこころは(出題:Hi君)

答:どちらも楽しい。
いいですね。

大人とかけて、雲ととく。そのこころは(出題:Hi君)

これはすごい問題ですね。正解は後日発表です。ほかにもこういう感じで、あと5問あります。

最後は、10分だけになってしまったのですが、大急ぎで『星モグラサンジの冒険』の第3話の続きを読みました。Maちゃんがいつものように一番手に名乗りを上げてくれて、Aちゃん、Eちゃん、Hi君…と○読みで周りました。今回は、サンジが空を飛ぶことと、地上にあるものを食べることを覚えたところまで進みました。さて、どんな話に展開していくのでしょうか…というわけで、次回をお楽しみに…と、次回でなんと春学期はもう終わりなのですね。