6/9 ことば5年生A

高木です。

春学期の初めから読んできた『オズの魔法使い』を、今日読み終えることが出来ました。
小学校高学年から中学生用の世界名作シリーズのうちの一つで、
ページ数もかなりあったのですが、
子供たちは毎週飽きずにとても熱心に読んでくれました。
読んだ後、さまざまな感想が聞けましたが、面白いものとしては、
実はオズ大王はドロシーがカンザスに残してきたヘンリーおじさんだったのではないか、
という意見がありました。オズもまたカンザスから飛ばされてきた人間だったからです。
それなら、西の魔女はエムおばさんだったのかもしれないとも推理してくれました。
たしかに、よく見ると西の魔女は「W」のマークが先に着いた杖を持っていて、
それは反対から見ると「M」です。
また、『オズの魔法使い』が宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」によく似ている、
という意見もありました。
女の子がどこか知らない国へ行って、何日も過ごし、最後は戻って来れるのですが、
その女の子を待っていた方は、たった一日のことだと思っている、
という時間の流れ方が似ているというのです。なかなか面白い視点です。
長い物語を一冊読み切るということは、良い経験になったのではないでしょうか。
奥付にあるシリーズ中の別作品のタイトルを見て、
『宝島』や『トム・ソーヤの冒険』も面白そうと言う子もいました。

『オズの魔法使い』を読み終わった後は、以前から約束していたとおり、
この物語をモチーフにした自分のオリジナルの物語を創作することにしました。
この物語の続編を書いてもかまいません。
物語については、これまで読む一方だったので、これから何週間かは、
物語を作るということに取り組みます。
みんなかなり乗り気です。どんな物語が出来るか楽しみです。