ことば1年B(金曜日)

福西です。
1/22の記録です。

今日は、源平合戦の歴史のことを少し話しました。
(以前、Mちゃんが祇園精舎の暗唱をしてくれた日に、『耳無し芳一』の話をしました。その時に、K君が「最初っから話して!」と言っていたのを思い出したのです)。
ただ間が悪いことに、そのK君が残念ながらインフルエンザでお休みでした。そこで双子のHちゃんが「私がかわりに話しておいてあげる」と言ってくれたのが嬉しかったです^^

最初に話題を近くしようと思って、今日使う予定の百人一首の中から、藤原、源、平の札を探しました。藤原氏がやはり一番多く、源氏も数枚ありました。ただ平氏は一枚だけしか見つかりませんでした。それをマスコット代わりに、日本地図を広げて、東西で戦ったことを話しました。(だれかが「紅白歌合戦みたい」と言っていました)。そしてついつい「おごれる人は久しからず」の講釈になってしまいました。

T君が「天皇って偉かったり偉くなかったり(権力があったりなかったり)していたの?」という質問を出してくれました。そうなんです。天智天皇のように、自身に権力があった時代もあれば、他の勢力の方が強くて、それがころころ変わるたびに、あっちについたり、こっちについたりしていた時期もあって、色々あったんだと答えました。

というわけで、後半から『源平合戦』をしました。本当はみんなの田舎で源平に分かれてもらうつもりだったのですが、聞くと西日本ばかりだったので、結局はじゃんけんをしてもらいました^^;

また加速ルールと、普通ルールがあるけれどどうする? とたずねたところ、「普通の方がいい!」ということで、そうしました。だんだんダレていかないかな…と心配したのですが、初めてということも手伝って、そうはなりませんでした。(どうやら私が1年生の集中力を侮っていたようです^^;)

1年生は真剣そのものでした。
genpei1.jpg genpei3.jpg
(本当は、きっちり札をならべなくてはいけないのですが、1年生なので札のとりやすさを優先しました。)

相手の陣地に何を送ると良いか、やはり考えることは同じで、同じ字ではじまるまぎらわしい札を相手陣に送っていました。またお手つきすると、その回だけ取ることはできないのですが、「ここにあるよ」とパートナーに教えてあげることはできるというルールにしています。お手付きをした人の方が早く見つけることも多くて、ただうまく伝えないと、その情報が相手に漏れて取られてしまうこともありました^^ 

genpei4.jpg genpei5.jpg
(自陣にないと分かれば、すかさず敵陣まで偵察に行っています)

カルタ取りは、普段おとなしい生徒が意外に強いことがあり、色々な切り口を提供するためには良い教材だとつくづく思います。

あっという間に時間がきてしまったので、このクラスも途中まででいったん切り上げました。最後の時点では、

源氏 Mちゃん&Hちゃんチーム 34枚
平氏 T君&Sちゃんチーム 30枚

でした。目下平氏が4枚優勢です。でも、ここからが勝負です。まさに「おごれる人は久しからず」、油断は禁物です(笑)

次回は、残り64枚のところから再スタートしたいと思います(いったん箱にしまってしまうので、今日と全く同じ札を再現できないのが残念ですが)。今日の減り方を見ていると、40分ほどでおそらく決着がつくかと思います。