0704 何でも勉強相談会(第18回)

浅野です。

この日は山の学校に初めて来られる方の相談を受けました。数学が苦手で悩んでいるという高校3年生です。賛否両論はあるでしょうが、私は暗記を極力排して理解する楽しさを味わう方針です。『山びこ通信』ではいつもそのことを書いています。その記事を読んだのがきっかけで来られたということでしたので、本質を理解する楽しみの具体例をその場でいくつか示しました。また、ちょうど学校の試験の答案を持ってきてくれていたので、それをどのように活用すべきかも伝えました。自分のやり方のどこまで合っていてどこから間違えたのかを一つずつ明らかにしていくことです。

この日はもう一人、相談会の常連である中2の生徒が来ました。何でも勉強相談会(第17回)で集中的に取り組んだ電流の試験はよい出来だったと報告してくれました。それにおごらず、わずかな間違い箇所の確認と質問をしてくれたので、さらにパワーアップしたこと請け合いです。

引き続いて歴史の穴埋めプリントをした後で、国語のスピーチと作文の内容をいっしょに考えました。A先生と私と3人で相談しながら、スピーチらしく聴衆に配慮した立派な原稿が出来上がりました。非常に密なやり取りができたと思います。

相談会の前や合間に、大事なのは勉強した時間の量ではなくて中身だということでA先生と意気投合しました。一日に8時間とか13時間とか勉強すれば高校や大学に合格するなどとよく言われますが、それが必ずしも正しいとは思えません。受動的にだらだらと勉強してもあまり効果は上がらないでしょうし、逆に短時間でも集中して取り組めば身になるものです。

次回は7月25日(月)の18:30~です。できる限り事前にお申し込みください。