6/18 ことば4〜6年生

高木です。

今日も、言葉遊びで頭をやわらかくしてから、
創作を進めました。

言葉遊びでは、以前は個人個人で二つ以上の言葉をつなげていたのですが、
みんななかなか楽しんでくれているようなので、最近はその発展形として、
クラス全員で言葉をつなげて一つの物語を創るということもしています。
だれが、どこで、何をして、何を言って、それに対してみんなが何を言って、最後はどうなったか。
これを、6人の生徒さんがそれぞれ一つずつ担当して答えたものを、最後に持ち寄ります。
みんなが何を書くのか予想がつかないため、出てくる言葉はまったくの偶然の産物です。
しかしそれらを繋げてそこに筋を付けようとする気持ちは自然に起こります。
そしてそのとき、想像力をはたらかせることになるのです。
この言葉遊びは、みんないつも楽しみにしてくれているようです。
一度すると、「もう一回! もう一回!」となるのですが、
ここに時間をとってしまっては本末転倒です。
一日一回とルールを決めて、いつもだいたい10分程度で終えるようにしています。

創作では、Aちゃんが昨年度からずっと書き続けていた作品『Paris Ballet Diary』が完成しました!
主人公のエリーがロイヤルハウスバレエ学校に入学するところから
主役として「白鳥の湖」の公演を大成功させるまでのエリーの素直な気持ちが綴られた、日記体の小説です。
全三部作です。一つの主題にこだわってここまで長い物語を書くのは、なかなかできることではありません。
地道に書き継いでいく彼女の姿勢に、非常に感心しました。
また、バレエを題材にしながら、Aちゃんが一貫して描きつづけていたのは、
夢を持つことの大切さと、友達を思いやる心でした。
そうしたことを物語によって読者に豊かに伝えることができているAちゃんの作品は、
やはり力のある小説だと言えると思います。
次の作品では「女優」をテーマにするのだそうです。
それを楽しみにして、これからも彼女の創作を応援していきたいと思います。