古文講読

前川です。

9/15分の報告です。

『枕草子』28段途中から、31段までを読みました。

「にくきもの」に続いて、「こころときめきするもの」「すぎにしかた恋しきもの」「こころゆくもの」と、プラスイメージのものづくしが続きます。これもまた、今昔変わらぬ人間の姿を描き出している興味深いところです。

恐らく清少納言自身の経験や思いが込められているだろうと思われる部分も数々見受けられます(描写が実に具体的、とか)。清少納言は、ほんとうにひと言では語り尽くせない人物だと思えます。

次回は32段から読みます。