古文講読

前川です。

6/30には、「枕草子」の第8段を読みました。
一連の物語として楽しめる段で、臨場感溢れる描写が
印象的です。また注解によれば「あはれ」「笑ふ」が
一番多い段だそうで、感情表現もよく現れているのでしょう。

しかしながら数箇所、本文の意味が不明なところがあります。
馴染んでいる「枕草子」に、これほどまでに不安定な本文が
多いとは正直思っていませんでした。私たちが読んでいる本文は
「あたりまえのもの」ではない、と改めて認識させられました。