「オムニア・ウィンキト・アモル」と読みます。
omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・対格です。
vincitは第3変化動詞 vinco,-ere(打ち勝つ)の直説法・能動態・現在、3人称単数で、主語は Amor です。
Amor が大文字で表記されるのは「愛の神」を意味するためです。
「愛はすべてに打ち勝つ」と訳せます。
ウェルギリウスの『牧歌』に見られる言葉です(Ecl.10.69)。ちょっと意外な意味で使われています。「愛があればあらゆる困難に打ち勝てる」という意味ではなく、愛の神はすべて(理性的な人間も何もかも)を打ち負かすことができる、という意味です。

関連図書:

牧歌/農耕詩 (西洋古典叢書)
ウェルギリウス 小川 正広
4876981515

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