Numquam est ille miser, cui facile est mori.

2011年5月14日

「ヌンクァム・エスト・イッレ・ミセル・クィー・ファキレ・エスト・モリー」と読みます。
numquam は英語の never に相当し、「けっして・・・ない」という意味を持ちます。
代名詞 ille は関係代名詞 cui 以下で説明される内容を指しています。
miser は「哀れな、惨めな」という意味を持つ、第三変化形容詞、男性・単数・主格です。
前半の主語は ille で動詞は est 、補語は miser になります。
cui は関係代名詞、男性・単数・与格です。
facile は「容易な」を意味する第三変化形容詞 facilis, -e の中性・単数・主格です。
mori は「死ぬ」を意味する形式受動態動詞 morior の不定法で、「死ぬこと」という意味を持ちます。
「(その人にとって)死ぬことが(mori)容易である(facile est)ところのその人(ille)は惨め(miser)ではけっしてない。」という意味になります。
平気で死ぬ覚悟のできた人は立派である、という意味で理解できます。
セネカの言葉です。