Nunc est bibendum, nunc pede libero pulsanda tellus.

2016年6月24日

「ヌンク・エスト・ビベンドゥム・ヌンク・ペデ・リーベロー・プルサンダ・テッルース」と読みます。
全体の意味は、「今こそ(nunc)飲むべし(est bibendum)。今こそ(nunc)自由な(libero)足で(pede)大地が(tellus)踏まれるべき(pulsanda)。」となります。
est bibendum の形は、動形容詞の述語的用法(非人称構文)、pulsanda は同じく動形容詞の述語的用法(ただし、人称構文)とみなせます。
前者は「飲むべきである」、後者は「大地が踏まれるべきである」となります。
pede は第三変化の男性名詞 pes (ペース),-edis の単数・奪格で、libero がこれを修飾しています。
libero は「自由な」を意味する第一・第二変化形容詞 liber, -era, -erum の男性・単数・奪格で、pede にかかります。あわせると「自由な足取りで」という意味になります(手段の奪格)。
これはホラーティウスの言葉(『詩集』第一巻37.1)です。

ホラティウス全集
鈴木 一郎
4472119013