Timendi causa est nescire.

「ティメンディー・カウサ・エスト・ネスキーレ」と読みます。
timendīは「恐れる」を意味する第2変化動詞timeo,-ēre の動名詞timendumの属格です。causaにかかります。
causaは第1変化名詞 causa,-ae f.(原因、理由)の単数・主格です。
estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。
nescīreは「知らない」を意味する第4変化動詞nesciō,-īreの不定法・能動態・現在です。一語で言い換えるとignōrantia,-ae f.(無知)になるでしょう。
nescīreを主語とみなすと、「知らないこと(無知)は恐れることの原因である」と訳せます。
causaを主語と見なすと、「恐れることの理由は知らないこと(無知)である」と訳せます。
「無知は恐怖の原因である」と訳すのが一般的だと思います。
セネカの言葉とされます(ただし出典は不明)。