Non possidentem multa vocaveris recte beatum.

「ノーン・ポッシデンテム・ムルタ・ウォカーウェリス・レクテー・ベアートゥム」と読みます。
possidentemは「所有する」を意味する第2変化動詞possideoの現在分詞、男性・単数・対格です。
multaは「多くの」を意味する第1・第2変化形容詞multus,-a,-umの中性・複数・対格です。ここでは名詞的に使われています。
vocaverisは「呼ぶ」を意味する第1変化動詞vocoの直説法・能動態・未来完了、2人称単数です。
recteは「正しく」を意味する副詞です。
beatumは「幸福な」を意味する第1・第2変化形容詞beatus,-a,-umの男性・単数・対格です。
「あなたは多くを所有する人を正しく幸福であると呼ぶことはできないだろう」と訳せます。
ホラーティウスの『詩集』に見られる表現です(Hor.Carm.4.9.45-46)。

ホラティウス全集
鈴木 一郎
4472119013