Curatio vulneris gravior vulnere saepe fuit.

「クーラーティオー・ウルネリス・グラウィオル・ウルネレ・サエペ・フイト」と読みます。
cūrātiō はcūrātiō,-ōnis f.(治療)の単数・主格で、文の主語です。
vulneris はvulnus,-neris n.(傷)の単数・属格で、cūrātiōにかかります(「目的語的属格」)。
graviorは第3変化形容詞gravis,-e(重い)の比較級、女性・単数・主格です。主語のcūrātiō と「性・数・格が一致」しています。
vulnere はvulnus,-eris n.(傷)の単数・奪格です。比較の構文で「~よりも」に当たる形は奪格になります(「比較の奪格」)。
fuit は不規則変化動詞sum,esse(である)の直説法・完了、3人称単数です。ふつう完了時制は過去とみなしてと訳しますが(「歴史的完了」)、格言で用いられる場合もあり、その場合現在とみなして訳します(「格言的完了」)。この文はそれに該当します。
「傷の治療は、しばしば傷そのものより大きな痛みをともなう。」
色々な意味で取れるでしょう(政治システムの改革とか)。解釈はご自由に。