Conscientia bene actae vitae jucundissima est.

「コンスキエンティア・ベネ・アクタエ・ウィータエ・ユークンディッシマ・エスト」と発音します。
conscientia は「意識」を意味する第1変化名詞conscientia,-ae f.の単数・主格で、この文の主語です。
bene は bonus (よい)の副詞で「よく」を意味します。
actae は「行う、なす、導く」等を意味する第3変化動詞 agō,-ere の完了分詞、女性・単数・属格で、vītae にかかります。
vītae は「人生、命」を意味する第1変化名詞 vīta,-ae f. の単数・属格で、conscientia にかかります。
jūcundissima は「快い」を意味する第1・第2変化形容詞 jūcundus,-a,-um の最上級で、女性・単数・主格です。この文の補語になっています。
「よく(bene)営まれた (actae) 生の(vītae)意識は (conscientia) 最も快い (jūcundissima est)。」となります。
actae vītae の属格が conscientia にかかっているわけですが、この属格は、「目的語の属格」(よく営まれた生を意識する)と理解できます。
キケローの『老年について』(De senectute)に見られる言葉です(Cic.Sen.9)。
これは、日常よく耳にする台詞です。死ぬときに、自分の人生を振り返り、「ああいい人生だったなあ」と言えることが大事である、ということでしょう。