Concordia res parvae crescunt.

「コンコルディアー・レース・パルウァエ・クレスクント」と読みます。
concordiā は「調和」を意味する第1変化名詞concordia,-ae f.の女性・単数・奪格です。
この奪格は「手段の奪格」で「調和によって」と解釈できます。
rēs は「もの、事」を意味する第5変化名詞rēs,reī f.の複数・主格で、この文の主語になっています。
parvae は「小さい」を意味する第1・第2変化形容詞parvus,-a,-umの女性・複数・主格で rēs にかかります。
crescunt は「成長する」を意味する第3変化動詞 crescō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
「小さな物も調和によって大きくなる」という意味になります。
サルスティウスの『ユグルタ戦記』(10.10)に見られる言葉です。

Discordiā maximae dīlābunturという言葉が後に続きます。「最も大きな物も(maximae)、不調和によって(discordiā)滅びてしまう(バラバラになってしまう。)」という意味です。前半と後半が対照的です。何事もチームワークが肝心ということでしょうか。毛利元就の三本の矢の教えを思い出します。