Te ustus amem.

2016年6月15日

「テー・ウストゥス・アメム」と読みます。
te は人称代名詞二人称単数、対格です。「あなたを」と訳せます。
ustus は「焼く、燃やす」を意味する第三変化動詞 uro の完了分詞、男性・単数・主格です。この文の主語を説明する言葉になります(「焼かれた者として、私は・・・」=「私は焼かれても・・・」)。
amem は「愛する」を意味する第一変化動詞、接続法・能動相・現在、一人称単数です。この文では「願望」を示します。
「私は(死んで)焼かれてもあなたを愛したい」と訳せます。
「灰になっても愛したい」と意訳できます。
ローマの恋愛詩人プロペルティウスの言葉です(3.15.4)。「火葬の薪に焼かれても私はあなただけを愛したい」という詩句の一部。「死んでも愛したい」という意味ですから、「死ぬまで愛したい」よりも強い愛の表現です。

Elegies (Loeb Classical Library)
Propertius G. P. Goold
067499020X