Ridetur, chorda qui semper oberrat eadem.

2015年1月9日

「リーデートゥル・コルダー・クゥィー・センペル・オベッラト・エアーデム」と読みます。
ridetur は「笑う」を意味する第二変化動詞 rideo の直説法・受動相・現在、三人称単数です。
chorda は「弦」を意味する第一変化名詞、単数奪格です。
qui は「・・・するところの」を意味する関係代名詞、男性・単数・主格です。先行詞は省略されています。「・・・する人」と訳せます。
semper は「いつも」を意味する副詞です。
oberrat は「間違う」を意味する第一変化動詞 oberro の直説法・能動相・現在、三人称単数です。
eadem は「同じ」を意味する指示代名詞 idem の女性・単数・奪格で、chorda にかかります。eadem は形容詞として使われています。
前置詞 in はありませんが、奪格の chorda…eadem だけで、「同じ弦で」と訳せます。
「いつも同じ弦で弾き間違える者(琴弾き)は嘲笑される」と訳せます。
ホラーティウス、『詩論』(356)に見られる表現です。

詩学 (岩波文庫)
アリストテレース ホラーティウス 松本 仁助
4003360494