幼稚園の放課後に山の学校を開いています。その取り組みによせて次のエッセイを書きました。

>>「時代の扉を開く鍵──草の根の教養教育とラテン語と」

幼稚園児を迎え入れる学校教育について、私たち幼稚園の中にいる者も一人の大人として責任ある発言と実践をしていきたいと考えています。

和魂洋才という言葉はずいぶん乱暴な言葉であり、いまだにそのスローガンを引きずっている感があります(その他、富国強兵は横に置いたとしても殖産興業は人文教育を軽んじることを正当化するキャッチフレーズとして今も生き残っています)。

しかし、果たして洋魂をただしく理解したうえで、和魂洋才と言ったのか(あるいは今言っているのか)ははなはだ疑問です。

教育をめぐるさまざまな混乱はヨーロッパの教育制度を切り花のようにつみとってもちかえり、うわべを飾るだけに終始してきたつけだと思われます。

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