生活発表会まで残り何日であるとか、今年度の終わりまであと何日という言い方をしたり、そのように心の中で思ったりする今日このごろです。

日数の計算は人間の智恵ですが、一方このような計算が場合によっては焦りを生むことも事実です。

私は一時間の中にも無限の「一瞬」があると信じます。

たとえば、劇の練習で今まで出せなかった大きな声が出せた。その声を聞いて胸のふるえる思いをするのは一瞬です。また、鉄棒に取り組む子が、「よし」と念じて挑戦する。そして、一瞬で逆上がりができるようになったり。あるいは、ある一言を思い切って伝えることで、みるみるうちにその子が笑顔になる、ということもあります。要する時間は一瞬です。

今日も、明日も、そうしたかけがえのない「一瞬」が無限に含まれています。まして、あと一週間、あと一ヶ月。子どもたちにとっての一瞬一瞬は、将来を大きく左右する一瞬だと肝に銘じつつ、一日一日を大切に過ごしたいと思います。

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