18日(水)は2月のお誕生会でした。園児全員を一度に眺めることのできる機会です。私はいつも、一人一人の表情を確かめるようにみていきます。「曇った表情の子はいないか?」などと考えながら。

子どもたちには、ビデオ上映の後、「お兄さん、お姉さんになるために大切なことをお話しします」と前置きし、短いお話しをします。前回は「言葉づかい」について、言われてうれしい言葉といやな言葉の違いについてお話ししました。

今回は、お帰りのときの「お並び」についてみんなで思い出してみましょう、と切り出して、1)誰とでも手をつなぐ、2)どの場所でも手をつなぐ(つまり1番前でないと嫌とか言わない)という基本的なことをおさらいしました。話の対象は年少、年中です。

年長組のおにいさん、おねえさんは、自分のお友達とつなぎたくてもつながないで、小さい組のみんなとつないでくれましたね、ということを述べて、自分の気持ちを表現する自由とは別に、全体のために自分が守るべきルールを再確認しました。

と、堅いことを書いていますが、実際子どもたちは基本的に好きな友達と手をつないでいます。ただ、好きな友達と3人、4人と並んで手をつなぐわけにはいかないので、どうしても調整しないといけない場面があります(とくに年少児)。

列は時間通りに出発し、いったん出発したらどんどん前に進んでいくので、わがままを通してばかり(=許してばかり)はいられません。諭すのに先生一人がかかりきりになります。よって、折に触れて、私の口からルールの説明をしておきます。そうすると、現場で先生も子どもたちにメッセージを伝えやすくなります。

大きく言えば、安全のためにはルールを守ろうというメッセージと同じことになります。

関連記事: