送迎に関して言えば(部屋の中も同様だと思います)、少しずつ緊張がほどけてきたように思います。その分、年少児の場合、今まで涙を見せなかった子どもに涙が見られるようになったり、年中・長の場合、道中歌を歌ったり、お話しに花を咲かせるようにもなってきました。

とはいえ、まだまだ緊張もありますし、元気に見えてもさすがに歩いての徒歩通園の性質上、体力面でのお疲れも見られるように感じております。

私は列の先頭で引率しますが、山の石段下にくると、交通整理にあたるため、園児たちだけで先にのぼってもらいます。例年、年少児が園生活に慣れてくると、元気な年長児は年少児の手をひっぱって先にずんずん石段をのぼってあがります(私を驚かせる意図もあります)。

ところが、今はどうかと言いますと、背の高い年長児などは若干かがみながら、まだ不慣れな年少児の手をとり、ゆっくりと石段を登っている様子が見られます。

何も言わないでもこちらがやってほしいことをしてくれているわけですが、今はまだ体力的にも年少さんには無理をかけることはできないという事実を、お兄さん、お姉さん組の園児たちは、自分たちなりに直感しているのだな、と思います。

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