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西洋のことわざに「雨のち晴れ」というのがあります。日本ですと「苦あれば楽あり」がこれに当たります。子どもたちは日々たくさん歩き、たくさん外で遊んでいますが、今週末に生活発表会を控え、毎日お遊戯の練習に取り組んでいます。

先週末は年少の舞台練習を、今日は年長のそれを他学年の子どもたちと一緒に見ました。どの学年もしっかり頑張っていましたし、特に感じたのはお客さんとして見る姿勢がよかったと思いました。一方、舞台で踊る年少児は年少児なりに、年長児は年長児なりに言葉で表せない緊張がそこここに感じられました。

ふりを完全におぼえきれていない、失敗したらどうしよう、お客さんがいっぱいで恥ずかしい、etc.インタビューしたわけではありませんが、様々な思いをふりきるかのように舞台で頑張っていました。笑顔で踊るのが一番、というのは言うは易く行うは難しであり、先生から見れば、当然そうあってほしいのですが、どのようにしてそう導けばよいか。

残りの日々、何に重きを置いて本番を迎えるのか。時間に限りがあるので、何かを残し、何かを思い切って捨てる必要があります。それぞれの先生が「お遊戯とは何か」を自問自答しながら解を見つけてほしいと思います。

私に置き換えると、これは俳句の時間での自問自答がそれであり、三学期に行う劇の取り組みがそれに当たります。「俳句を子どもたちに教えるときに何が一番大事なことなのか」、「劇とは何か」、「なぜこのような取り組みをするのか」。要は自分が目指すものは何か、ということを常に自問自答します。

もちろん、その奥には「教育とは何か」ということについて、毎日自問自答しています。このブログではその一端を書いています。

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