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Q. 他人の家にいくとはめをはずしたり、喧嘩をして周りに迷惑をかける。それを避けるため、いくのを控える。本人は行きたい、と何度も言う。どうするか?

A. 親として控えたいと思う理由を率直に語る。前回こうだった。親としてつらかったと。それでもいきたい、ちゃんとすると子は言う。わかった、じゃ行こう(=その言葉を信じよう)と言う。

様子を見る(ジロジロでなくさりげなく)。以前と違い今回は我慢しているなと思われるシーンが一つでもあるとする。そこを見逃さない。それで十分。それ以外は相変わらずであっても。帰ったら叱られると子は思う。叱るだけでは悪循環、元の木阿弥。今までより前進したことを認め、次はもっと減らそうと声をかける。以後、子の態度はおのずと変わる。

親は子の引き起こすトラブルの完封を目的とせず、子の成長の機会ととらえる。親本位に考えればトラブルはないのが一番だが、子の成長に試行錯誤は不可欠。ダメはダメ。良いは良い。子は親が自分をしっかり見てくれていると感じることで、親が自分の心の成長を応援してくれていることを実感する。

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