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今日は、今年度最初の俳句の時間でした。はやる気持ちを抑えつつ、1分ほど予定の時間よりも早くつきぐみの部屋にまいりましたが、すでに教室からは物音ひとつ聞こえませんでした。

部屋に入ると全員正座をして待ってくれていました。子どもたちには、足が痛くなるかもしれないけれども俳句の時間はこうして正座をすることと、心を鎮めるために最初は「黙想」をすることなど、いくつかの簡単な約束事を手短に述べたあと、いよいよ全員で黙想に挑戦しました。針の音が聞こえるかと思われるほどの静寂を保ちながら、全員でしっかりと黙想の時間を過ごすことができました。

上の写真にありますとおり、この季節のお山はどこを見ても緑の木々に包まれ、心地よく風が吹き抜けていきます。初回の俳句は「目には青葉 山ほととぎす 初鰹 素堂」にしてもよいのですが、今年も定番のカタツムリの俳句でスタートしました。

最初は恐る恐る発声していた子どもたちも、何度も声を合わせるうちに全員で大きなよい声を出すことができました。みな、コツがわかったぞ、という顔をしてこちらを見ています。昨日の運動遊びの取り組みもそうでしたが、最後はよい笑顔であいさつをしてこの日の取り組みを終えることができ、私自身、とてもさわやかな気持ちになりました。

こうして今年も無事に俳句がスタートしました。私としては、「ああ、こうして今年も始まったなあ」という気持ちになりました。

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