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幼稚園のHPにて『この道50年』・『遺稿集』の公開を開始しました。一人でも多くの方にお読み頂きたいと存じます。

『遺稿集』のうち、私はひさしぶりに「ぐう・ちょき・ぱあ―完全を求める親―」を読み返し、少し驚きました。この中に「70点は100点よ」の話が載っていますが、読みながら自分の子ども時代のことを思い出しました。登場人物は女の子ですが、もしかしてN子ちゃんは私のこと?と思うくらい、自分の子ども時代の記憶が重なりました。

凡庸でいつも鼻を垂らしていた子ども時代でしたが、不思議に学校のテストのことで叱られたことは一度もなかったばかりか、みょうな褒められ方をするものだなあ、とくすぐったいような、妙な思い出が残っていることに気づきました。

このエッセイの最後は次のように締めくくられています。

所詮この世は、ぐう・ちょき・ぱあ。

完全を求める前に、まずはわが子の「よいところ探し」から始めようではありませんか。

心に残る一文です。「言うは易く行うは難し」の部分も多々ありますが、「たしかに言われる通りだな」と読みながら随所で感じました。

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