今朝は登園初日でした。なんてことでしょう、今年は付き添いのお母さんの姿が一人も見当たりません。スタート地点で見送られ元気に出発した子どもたち。お山の石段下まで付き添ってもらった子どもたちもそこで「行ってきます」ができました。お部屋の前まで着いてきてもらった子どもたちも、そこで手を振ることができました。私は今までこんな経験をしたことはありませんでした。お山の幼稚園の歴史始まって以来のことでした。送迎に関しても、事前の園からお願いしたことを、寸分違わず実践して頂き、気持ちよいスタートを切ることが出来ました。すべての保護者のご理解と協力に心から感謝いたします。

次の写真はどれも朝9時半頃に撮影したものです。

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(ことりぐみ)

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(たんぽぽぐみ)※保護者の姿が中から見えないように事前に目隠しをして置いたのですが、その必要はありませんでした。

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(ちゅーりっぷぐみ)

私の担当する第一グループは、この10年で一番人数が多くなりました(年少児の占める割合も過去最高となりました)。朝の登園では、二、三人涙を流す年少児がいましたが、先頭の私一人がその子たちの手をつなげばすむだけの人数でした。その子たちも、お部屋に入るとケロッとして友達と遊ぶことができていました。英語で言うToo good to be true.(あまりにもできすぎていて嘘みたい)というところでした。

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お帰り前に先生に絵本を読んでもらい、しっかり集中して聞く子どもたち。

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お帰りの支度が終わると、年長児は年少児の部屋の前で待ち受けます。年少の先生は一人ずつ年長児の名前を呼び、それぞれの年少児のグループ名を伝え、連れて行ってもらいます。(グループごとに帽子の色が違うので、迷子になる心配はありませんが)。

年少児は年中、年長児にしっかり両手をつないでもらい、帰り道も元気に長い道のりを歩くことができました。今日は少々肌寒い天気だったことが幸いした面もあったと思います(歩いているとほどよく気持ちよい)。公園に着くと、こんなにほめてもらった事ってあったかな?というくらいどのお子さんもお母さんに抱きしめてもらい、よく頑張ったね、とほめてもらった子どもたちでした。

明日以降、緊張が解けた頃に思い出したようにお母さんを求めたり、涙がぽろりとこぼれたり・・・ということはあるかもしれませんが、こうして文字通り「全員」が同じ好スタートを切れたという事実は変わりません。クラスの先生も全員をしっかり自分の両腕で抱きしめることができた、そういう気持ちで今日の保育を終えることが出来たに違いありません。

園庭巡りをあさってに予定しています。来週からいよいよお外での活動も取り入れて参ります。幸いお天気も味方してくれるような予報になっています。子どもたちがスムーズに幼稚園のペースに慣れ、お友達との関わりも広げていきながら、園生活を満喫してもらえるよう見守りたいと思います。

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