今日を入れて、今年度の俳句はあと二回になりました。
最後に園児たちに次の話をしました。

・・・まだおしゃべりをしている人がいるよ。小学校に行って一番大事なことは先生のお話をしっかり聞く、ということ。
みんなの中には100足す100を知っていると言う人がいるかもしれない。漢字が書けるという人がいるかもしれない。
(ぼくも知ってる、わたしも・・・の声多数)。
でも、それは最初の話。お山の石段がそうであるように、勉強の階段はずっと高く上まで続いている。
そのうち100かける100は?とか、1万かける1万は?といったことも学びます。(一同シーン)
学校の先生が新しい事、みんなの知らないことを教えて下さるそのときに、今みたいにおしゃべりをしていたら、周りの人も迷惑だし、自分も困る。なぜ困るかというと、大事なことがわからなくなるからです。
俳句もそうでした。今日の俳句はみなしっかり言えるようになりました。前を向いてしっかり聞き、みんなで声を揃えて声に出したからです。でも、次の俳句は何か、誰もわかりません。先生がそれをみんなに伝えるとき、おしゃべりしたら、もうダメです。それが一回、二回と続く内に、何もかもわからなくなります。
だから、園長先生がこの一年、俳句の時間にみんなに伝えたことは一つのことだけです。
それは、よい姿勢をして先生のお顔をしっかり見ることでしたね。
じゃあ、今のその格好いいお姿勢で、もう一度今日の俳句をおさらいしましょう。梅一輪 一輪ほどの 暖かさ 嵐雪
(・・・以下省略)

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