昨日は用事があったため、年少・年中の練習を見た後私はすぐ園に戻りました。その後、年長が公園に合流し、リレーの練習をしました。先生の日誌を読み、そこに大きなドラマがあったことを知りました。

年長のリレー練習では日替わりでアンカーが代わります。この日のアンカーを務めることになった男の子がいよいよ自分の番が迫ったとき、「ぼくは走れない」と涙を流しました。大きなプレッシャーを感じたためです。「走る、走らない」のやりとりの間、片方のクラスはもうゴールしてしまいました。

でも、そのクラスの子どもたちは万歳することなく固唾をのんでその男の子と先生のやりとりを見守っています。担任の先生は最後に一言、「このまま終わっていいの?」と。ようやく意を決して走り出したその男の子に、クラス、学年、そして様子を見ていた年中、年少すべての園児が大きな声援を送ったそうです。

その子が最後まで走りきったとき、園全体がひとつになって喜び合ったとのこと。私はその場を見ることが出来ませんでしたが、まるで目に浮かぶように克明に日誌には綴ってありました。誰にとっても感無量だった練習の一コマでした。

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