小学校の3,4年は人生で一番本を読んだ時期でした。

担任の鈴木先生のおかげで、本が好きになりました。

毎週木曜日、府立図書館の児童室に通いました。

写真中央の階段を上って戸を開けるときの心のときめきは忘れません。

この写真を撮った時、恐る恐る階段を上りましたが、今は児童室ではないようでした。

一度に二冊まで借りることができたのですが、一度うっかり手続きをせずに持ち帰ったことがありました。

バスの中で気づき、もう一度岡崎に向かいました。

係りのおじさんは親切でやさしい人でしたが、私を叱ることなく、「よくもう一度きてくれたね」と言って、お菓子をくださいました。

小さいことかもしれませんが、そんなことはよく覚えているものです。

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幼稚園も子どもたちにとって様々な本との出会いの場であってほしいと願っています。

担任は常に本の整理・整頓に心がけ、季節に応じてラインアップを入れ替えています。

一日の締めくくりは絵本の読み聞かせがあります。

心と心が通い合う大事な時間であり、時間をとって大切にしています。

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