表題について興味深いエントリを読みました。フィクションと断ってある面接試験の問題を拝見し、なかなかよく練られた問題だと感じました。これなら短時間でも力のある生徒を見抜くことはできると思います。

私も面接試験には何度も立ち会いましたが、「なぜこの大学を志望しましたか?」という問いに対し、一度、大学の入試要項の棒読み(暗唱)をしてくれた受験生に遭遇したことがあります。主任の先生はにっこり笑って「ごくろうさん」と仰いましたが、受験生も満足そうな笑みを返しました。予想通りの問題的中!力を出し切ったぜ!という感覚だったように思います。

志望理由もコピー&ペースとしないと駄目というのは救いがたいとしても、上のエントリで書かれているような、正解のない問題を出すことについて、批判的な動きのあることも事実です。その言い分は、評価の客観性が保てないとかいうもので、最近はやりの「説明責任」(英語だとアカウンダビリティ)の流行と相まって、この手の批判に及び腰になる先生もいらっしゃることも事実です。

しかし、世間がどういおうと、プロ野球のスカウトが一目見れば将来性のあるなしを瞬時に判断するごとく、大学で先生をしている人なら、その仕事柄、大学に入って伸びる生徒かどうかは、上のエントリにあるようなやりとりを通し、瞬時に見抜くことはできます。

そのノウハウを明文化しろ、というのは、プロ野球のスカウトに、どういう基準でAやBでなくこの選手を選んだのか、その理由を説明しろと迫るのと同じで、やればできますが、不毛という気がします。

では、どうすれば面接に強くなるか?私の意見では、大学受験の合格のみを目的とした「勉強」に終始しているようでは何をやっても面接では不利です。面接対策をいくらしてもだめです。

逆に、受験勉強に自分の知的好奇心を犠牲にせず、あえていうなら、片手間に受験勉強をこなしてきたような生徒(興味、読書の幅は広く、実際会って話をしていても飽きない生徒)は、面接の対策をとくにしなくても、その力を遺憾なくはっきすることでしょう。

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