今日は小学校の入学式でした。

コロナ禍以前は毎年地元の小学校に来賓でお招きいただいていましたが、今年は昨年に続き自宅から卒園児たちの入学をお祝いしました。

お天気に恵まれ、みな晴れやかな笑顔で式に臨んだことと思います。

幼稚園のお庭は早朝からウグイスの声に包まれ、緑のまぶしい桃源郷の趣です。

来週からここに元気いっぱいの子どもたちを迎えることになります。

幼稚園の発祥の地はドイツ。1840年ドイツ語のフレーベルが世界で最初の幼稚園を創設しました。

その名が「キンダーガルテン」。「子どもたちの庭」の意味です。

幼児学校と呼ばず、幼稚園と称するところにフレーベルの精神が息づいています。

本園は幸い四季折々の変化に富んだ自然環境に恵まれた立地です。

創設者山下英吉(祖父です)は「天然のドリームランド」と称しました。

当時としては斬新なネーミングだったことでしょう笑

自然環境が子どもたちの心に与える影響を冒険家星野道夫さんは次のように語っておられます。

子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることがきっとある。
星野道夫『長い旅の途上』

私もこのお山の上で生まれ育った人間として、この言葉に深く共感いたします。

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