今日は今年度最後の俳句でした。

予定を変えて、例年謝恩会で子どもたちに披露する俳句を紹介し、皆で声に出しました。

それは、蕪村の「春の海 ひねもすのたり のたりかな」です。

新年度最初の俳句は、「かたつぶり そろそろ登れ 富士の山 一茶」でした。

目標を定め、一歩一歩努力していく姿は美しいです。子どもたちもこの精神を身につけ、学校に行ってもがんばってほしいと願います。

他方、「春の海」の俳句はどうでしょうか。

人生は、「オン」の連続では息苦しくなります。バランスが大切です。「春の海」は見事に「オフ」ののどかな気分を表現しています。

オンの時間に全力で取り組むためにも、オフの時間を大事にすることもこれからの人生で大事にしてほしいことです。

最後は園児の作った俳句を紹介し、「一年間ありがとうございました」という言葉で締めくくりました。

紹介した俳句には次の句があり、子どもたちの気持ちを代弁していると感じました。

いちねんせい もうまちきれない あとちょっと

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