この一瞬を逃したくないという瞬間があります。

今日の俳句でその瞬間がありました。

私の言葉で今日あったことを書き留めます。

6月から通算4回目になりますと、初心を忘れない子どもと、忘れ始める子にわかれます。

今日は姿勢がふらふらする子がいました。周囲も注意します。

AとBの境にある扉にもたれ、ガタガタさせもします。

よい姿勢が大事であると、間接的に子どもたちに伝えても、落ち着かない様子でした。

最後のご挨拶をする段階でも、あくびをし、わざと目立つように姿勢を崩しています。

私を試しているようにも見えました。

私は、廊下に連れ出し、一対一で話しました。

本人は泣いています。

「ちゃんとできるはず」。「赤ちゃんに戻りたいか?」「りっぱなお兄さんになりたいか?」。「しんどいけれどがんばる。それがお兄さん」。それは「自分のため」、そして、「みんなのため」。

頷いたのを確かめて部屋に戻り、全員に「俳句は正座をしないといけない。それはしんどいこと。でも、みんなならできると思って先生もここに来ている。雨の中、みんなはがんばってここにきた。家にいるほうが楽だ。バスに乗る方が楽だ。でも、みんなは歩いて山に登ってここにきた。それだけではない。小さい子の手を繋いでここに来た。しんどいけれど、がんばることが大事。そうしてみんな、お兄さん、お姉さんになることが出来る。今、廊下でおはなししたのはそういうお話。」と説明し、全員一番よい格好で挨拶をし、今日の俳句を終えました。

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