運動会や遠足が終わって一段落した頃から、新しい形で俳句に取り組んでいます。今までは全員で復唱しそれで終わりでしたが、前回から覚えた人は手を挙げて皆の前で発表する、というやり方を取っています。

この方法は、私の祖父(英吉先生)の頃から、本園では伝統的に続けられてきたものですが、私は今年については、いきなり4月からこの方法を取り入れるのではなく、こどもたち全員が自信をもつ秋ごろまで様子を見守ろうと思い、今まで封印していました。

といいますのも、例年どうしても恥ずかしくて言えないというお子さんがいて、孤立感、自信喪失につながるようでは、俳句を取り入れている意味がないと判断したためです。

待った甲斐があり、私の見たところ、今年の子どもたちは、どの子もしっかりした姿勢で、ゆっくり正確に俳句を発表できています。

年中児に近い4月と、運動会で自信を得た10月では、子ども達は別人だと思いつつ、日々見守っていこうと思っています。

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