今日は新入園児保護者会を開きました。

入園予定のすべての保護者がお越しくださいました。

私からは安心して入園の日を迎えていただくためのお話をさせていただきました。

付き添いマニュアルと送迎マニュアルは毎年少しずつ加筆修正して今に至ります。

四月入園当初はちょっぴり涙していたお子さんが、晴れやかな笑顔で卒園していかれたのが一昨日でした。

それもこれも、大局的に見れば、自然の摂理のひとつなのでしょう。

昨日書かせていただいたチューリップの話と相通じます。

泣くだけ泣く子は腹から笑う力を宿しているとも言えます。

行動より熟慮を優先する慎重なお子さんもいれば、考えるより先に体が動く、俊敏な行動の得意なお子さんもいます。

そこに優劣はありません。あるのは一人一人異なる人生のドラマです。

天の計らいという言葉がありますように、そのドラマの筋書きは人間が書くのではなく、人間はそれを授かるのみ、です。

ありがたく受け取るのが吉といえるでしょう。

入園というイベントを前に、すでに前向きな覚悟を決めたお子さんもいれば、まずは幼稚園に行ってみて、様子をうかがってから自分の態度を決めよう、というお子さんもおられます。

みな、それぞれ違うタイプのお子さんが集まることで、自分のよさを確認できたり、他のお子さんのよいところを取り入れたり・・・という点が集団教育の利点です。

定規で線を引くように、時間と結果が正比例するように直線的に進歩するわけでなく、2歩進んで1歩下がる、そしてまた前に進む、ということの繰り返しです。

お山の石段もくねくね曲がって山頂へと道がつづいています。

どうか、お子さんとご一緒に幼稚園生活という人生の山登りをご一緒に楽しんでいただければ、と願っています。

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