今日は昨日と違って時折雨の降る曇り空でした。

年長クラスに9時半に行って俳句をしました。

私が部屋に着くと、誰もいないかのように静かでした。

みな張り切って静寂を保っています。

黙想はもうお手のもの。

いたずらに長くせず、「はい、目をあけてください」と言いました。

間髪入れず、「人は寝て」と私が声に出しますと、全員が同じ言葉を返します。

「かごの松虫」、「鳴き出でぬ」、「子規」。

この俳句を扱って3回目なので、今日あたり「発表出来る人?」と聞いてみようか、どうしようか、と考えましたが、あえて発表の時間はとりませんでした。

この俳句は子どもたちにはやや難しい部類なので、子どもたちに自信を持って発表してもらうには、比較的やさしめの俳句のときにしようと考えました。

このところ園児作の俳句の紹介が多くなっています。

最近は、「・・・・おもしろい」と「・・・ふしぎだな」の終わり方の俳句が多い印象です。

子どもたちは耳で聞いてすぐに影響を受けるので、紹介していると、似たような俳句が続く場合があります。

それでも、細かな点で表現に違いがあるため、「どこが違うかな?」と尋ねるよいチャンスにもなります。

このブログでなんども書いていますが、幼児期は文字を使わず、耳で聞いて学ぶ方が楽しく長続きするようです。

そして、できるだけ「~しなければならない」という要素を取り除くことが長続きのこつです。

友達が俳句を作っても、自分は作らなくてもよい。

機が熟せば自然と果実は実ります。

それは今からも知れないし、小学校に上がってからかもしれません。

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