カエサルの作品を読んでいて、幼児教育に通じると感じた箇所があり、メモ代わりに書いておきます。 カエサルはこれらのことに気づくと会議を招集した。会議にすべての階級の百人隊長を集め、激しく彼らを叱責した(「ガリア戦記」1.4・・・
「西洋古典」の記事一覧
2021-02-23 春近し
山の学校の「離れ」付近に写真のような水仙が美しく咲いています。 水仙の学名は、Narcissus。 これはラテン語ですが、発音はローマ字読みすればよいです。ナルキッスス(ギリシャ語だとナルキッソス)となります。 花言葉は・・・
2020-08-11 「私は人間である」再考
表題の言葉について、幼児教育との関係で考察しました。 >>「Homo sum. 私は人間である」 一言補足すると、これからの未来をみすえるとき、「競争」を原理とした教育にはもはや限界があるということです。それに代わる学び・・・
2020-08-06 『ギリシア文学の国際性、今むかし』
一昨日の山崎先生のご講演に続き、この年の翌月には中務哲郎先生(西洋古典学)にお話しいただきました。 そのときの記録を懐かしく読み返しました。 >>『ギリシア文学の国際性、今むかし』(「古典の夕べ」リポート2015年2月)・・・
2020-07-27 雨のち晴れ
毎日雨の日が続きます。梅雨明けはまだ先のようです。 こんな年は今まで経験したことがありません。 ラテン語の格言に「雨のち晴れ」というのがあります。 英語だとAfter rain comes sun. と言われます。 af・・・
2020-07-26 勉強とは何か
ローマのキケローは「生きることは考えること」と述べました。 「考える」でなく「働く」だろ、という人も多いと思います。一理も二理もあります。ただ、一方で、「なぜ勉強するのか」、「どうしてこの世に大学があるのか」という問いに・・・
2020-05-14 傷の治療
10年ほど前に次のようなエッセイを書きました。 Curatio vulneris gravior vulnere saepe fuit. 傷の治療は、しばしば傷そのものより大きな痛みを伴う。 虫歯は放っておけないし、その・・・