心の声を聞く――園長日記より

一昨日は保護者会にお越しいただき、ありがとうございました。たくさんの内容がありましたので、スライドも使わせていただきました。また、えにっきの元画像や去年の生活発表会のビデオも一部ご紹介しました。

おやまのえにっきが象徴しますように、過去の思い出は時間とともにその価値を増していきます。

わたしたちは「今」という瞬間にたいし、あまりにも距離が近すぎて、その値打ちを正しく理解できないのではないでしょうか。ちょうど、鏡が自分を映すにせよ、顔を近づけすぎたら何も見えないように。

1年前はどうだったか?2年前は?そのときの不安は今どうよみがえるのだろうか?といった具合に、ときに過去を振り返るゆとりをもちたいものです。

お子様が誕生されたときの経験はお母様にとって大きな大きな思い出のはず。そのときのお写真を大きくなられたお子様もまじえ、家族全員で見てみると、幸せな気持ちに包まれることでしょう。

「早くしなさい」等子どもたちをせかさないお母さんは一人もいません。それがいい、とか、悪いという以前に、お母さんの心の声は、そのようないわば「命令文」の連続で表現されるものではけっしてないはずです。

であれば、その真の声はどのようなものなのか?

お子様が寝入ってから、でも、園に通われてからでも、いつでもよいと思いますから、もし可能でしたら、なにか文章でご自身の真の声をノートなどに書きつづられたらいかがでしょうか。

毎日である必要はありません。上で述べた、アルバムを毎日見る必要がないように(しかし、見ないのはもったいないように)。

心の声を紙に書き出すことは、いわば、心のアルバムを大事に保管するようなものです。「今」その値打ちは判然としませんが、必ずや、未来において、その言葉との再会は、未来の自分を大きく励ますことになるでしょう。

(山下太郎 2009.1.23)

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