第60回卒園式・謝恩会の思い出~──Ikuko Diary より

卒園式

第60回卒園式

沈丁花の香りが漂う過日13日は、第60回目の北白川幼稚園卒園式をとどこおりなく終えることができました。

式が始まり、保育証書を受け取る子どもたちの凛々しい姿を目で追っていると、それぞれの子の入園当初の様子が思い返され、うた「思い出のアルバム」の歌詞にあるように、あんなこと、こんなこと~の3年間の思い出の切れ端が走馬燈のように浮かび上がってくるようでした。

日々が過ぎるのはつくづく早いと感じるこの頃ではありますが、特にこの3月に入ってからというものは、卒園する子どもたちとの毎日が加速度的に過ぎていきました。そうしていつの間にやら訪れた最後の卒園式の中で、しみじみと卒園する子ども達をながめていると、このまま小学校へ送り出すのが本当に惜しいとさえ思えてくるのが太郎先生ともども正直な気持ちでした。

3学期の劇発表を見事にやりとげ、またさらに一歩成長した子どもたち、どの子も明るく思いやりがあり優しく、正義感やボランティア精神に富んで、純粋な目がキラキラ輝いている子どもたちばかりです。

お山の幼稚園園歌,思い出のアルバム,春の光を歌う子ども達の真っ直ぐな歌声を、ピアノに向かいながらもしみじみと背中に感じていました。

この子たちなら、どの子もがしっかりと前を向いて自信を持って進んでいけるはず、と確信しつつ、ずっとお山の上から応援していたいと思います。

今日は早速、卒園児のお一人が懐かしいニコニコ顔を見せにきてくれて大感激でしたが、心のふるさととしてお山の幼稚園を懐かしく思い出された折には、再びお山を上って姿を見せに来てくださるのを先生方ともどもお待ちしております。

お食事会と謝恩会

朝方の小雨もお昼前には何とかあがり、式後は園庭でクラス毎に記念写真の撮影をしました。続いてお母さま方がご準備して下さった第一園舎でお食事会が行われました。

司会のお母さまの声が明るく心地よく、BGMも軽やかに流れ楽しいムードが漂う中、みんな和気藹々とリラックスした雰囲気でお食事をいただきました。

後ろの壁面には、子どもたちと先生たちの小さな頃の愛らしい写真が壁いっぱいに飾られ、「これは誰でしょう?」とお母さまが質問されると、子どもたちが声を揃えて確実に当ててしまうのも驚きでした。さすがに表情や面影などをつかむことは大変得意な子ども達です。昼食後の大賑わいの楽しいひと時でした。

場所をうつしての謝恩会は、つきぐみの一年間を過ごしたやはり思い出の第三園舎で。入場するなりお母さま全員の楽器演奏が始まり、至れり尽くせりの有り難い演出で迎えて下さいました。

お母さまによる劇は、事前に先生私たち全員におたずねのあった「思い出に残る子どもたちとのエピソード」を組み合わせ、合成アレンジされたという創作劇が大変面白く見事でした。子どもたちも大笑い、またお母さまの体当たりの演技を応援する子ども達の真剣な面持ちも印象的でした。

大型絵本のユニークなお話をみんなに読んで下さるお母さまグループもあり、盛りだくさんの演出が続きました。

先生たちによる劇「おおきなはし」ならぬ「ほそ~いはし!」も、卒園児たちが3学期に発表した劇をパロディーにしたもので、お腹を抱えて笑ってしまう愉快な演技でした。

最後には、子どもたちからは全員合唱「虹のむこうに」のお歌のプレゼントを、お母さま方からは花束や記念品を頂戴しました。保護者代表のお父さまからは温かいお言葉を頂き、感謝の気持ちで一杯になりました。

終了後、園庭で個々に記念写真を撮ったり名残惜しくお話を交わす間、この日の最後を飾るように春の夕陽が美しくきらきら輝いていました。

(山下育子 2009.3.17)

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