「楽しんで通える、何よりそれが一番大事」

保護者のお声を紹介します。

我が家の双子は、北白川幼稚園が大好きです。理由を聞くと、遊具や砂場でたくさん遊べるからだと答えていました。夏休み前はしばらく幼稚園がお休みと分かり、がっかりしていたほどです。

ですが、4月5月は、お別れがさみしくて不安で泣きながら通い、下の子を連れて付き添って山のふもとまで歩く私の足取りも大変重いものでした。段々と付き添われる保護者の方も減り、焦りはありませんでしたが、こんな状態がいつまで続くのか、どうなることかと思っていました。

しかし、園長先生のそうした体験を通して子どもとお母さんとの絆が深まるというお話や、必ずどの子も独り立ちできるというこれまでの経験談に励まされました。

また、私が知ることのないお部屋での様子を、そっとほかの保護者の方が教えてくれたり、担任の先生も気にしてお電話をくれたり、お迎えに行くとその様子を直接聞けたりと、みなさんに温かく見守っていただいたことを本当に感謝しています。

やがて、徐々に自分たちで行く距離が延び、夏前には子どもたち自身から「もう大丈夫」という言葉が聞けるまでに成長し、先生とお友達との徒歩登園という北白川幼稚園の最大の特色であり、信念である意義を入園間もなく感じることができました。

初めは体力的にも帰ってくるのがやっとでしたが、今は戻ってきた公園でそのままグループのお友達と遊ぶのが日課となり、異年齢の交流の場にもなっています。

どんなに暑い日も、寒い日も、雨の降る日も・・まとまった長い時間を歩くことは、単純に足腰が鍛えられ体が丈夫になったり、忍耐強くなったりするのは言うまでもありませんが、年上のお姉さんお兄さんに手をつないでもらって歩く、という経験は日常生活の中で少ないことだと思います。双子が自宅でも自然と弟の手を引いて階段を下りていたのは、自分がしてもらった経験が自然と生かされているのかなとうれしく思いました。

自然に囲まれた園舎と園庭は、ものすごく広くはありませんが、山の段差を生かした遊具は変化に富み、それぞれのお部屋はまるでロッジのようで、お山の幼稚園という言葉がぴったりです。毎週水曜日は、一日お外で過ごしたよ!とうれしそうに話すのを聞くと、外遊びが何よりも好きな双子には本当にぴったりの幼稚園で、選んでよかったなあと思う瞬間でもあります。

子どもにとって初めての社会。楽しんで通える、何よりそれが一番大事だと感じています。かと言って、そういった遊びが中心が故、自由過ぎて規律がないと感じたこともありません。カリキュラム等に派手さはないかもしれませんが、先生方は子どもたちをしっかりと見ていてくれているのを感じますし、子どもたちも落ち着いて過ごしています。

園長先生のお話はいつもその揺るぎない信念やお考えに本当にはっとさせられることばかりで、日頃の自分の子育てを省みる機会となっています。

給食の日がなく、預かり保育もなし、とほかの幼稚園に比べるとそういった親の負担はあるかもしれませんが。その分、子どもと一緒に親もがんばろう、幼稚園と協力して子どもたちをよりよく育てよう、そういう保護者の方の姿勢も感じることが多く、いい刺激を私自身ももらっています。

お二人が入園された当初のことは昨日のことのように覚えています。出勤途中のお父様が一緒に付き添ってくださったりしたこともまぶたに浮かびます。ご家族の「和」あってこその三年間のご成長であったとふりかえっております。

ところで、途中にある「園舎と園庭は、ものすごく広くはありませんが」のくだりについて補足しますと、園舎はそれぞれのクラスが山小屋のように独立しているため他園にくらべると小さいことは確かであります(全部を一つに合わせると広い)。また、園庭は2013.4から「ひみつの庭」を加え、ずいぶん広くなりました。(園長記)

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