なんて素敵な所だろう!

保護者のお声を紹介します。

園庭から大文字や遠くの山、京都タワーまで見える。デパートの屋上とほぼ同じ高さほどの山の上に、幼稚園がある。春は桜、初夏は新緑を目と鼻で感じ、うぐいすもまだ鳴いていたりする。

秋は落ち葉を踏みしめ、冬は雪に足を突っこみ、雨の日はまた自然の香りがいっそう強く、石垣等にかたつむりを見つけたり、雨がやんだのかと思うほど木がしげっている所を歩いたり。

坂道は大人の足でもきついが、子供達は、毎日いろいろな発見があるらしい。昆虫がいたり、長い枝、変った枝や石、それをお友達とワクワクしながら歩いているように思います。

私自身も歩いて、登園でしたが、町中だったので、民家の間を歩いてでした。そう思うと、山の中に幼稚園があるのは、なんて素敵な所だろうと思っていました。

子供の園からの手みやげは、きれいな落葉だったり、小枝だったり、石やだんご虫だったり、それが、ズボンのポッケやリュックに入っていたりします。「母ちゃんおみやげ」と言われると、虫以外は、捨てにくく、しばらくかざってやったり。

ある日、牧子先生が、送りの時、先生のジャケットから小枝を出され、「大事そうに持っておられたので」と、渡していただきました。子供の手荷物が多く、かわりに大切に持ってくださっていて、それは、先生があたたかい心で接してくださるのを感じるおみやげでした。

幼稚園で、文字やピアニカを教えてくれる事もいいでしょう。だけど、子供達が毎日、自然とふれあうのは、本当にすばらしい事だと思っています。それに、親は、子供とゆっくり歩いてあげられているのでしょうか。

つい急いでとか、雨とかだと車を利用したり、いっしょに歩く事があっても、交通ルールなど教えてあげられるでしょうか。つい「あぶない!!」と手を引っぱってしまうだけになってしまったり。

しかし、お山の子供達は、雪や雨がふろうと、両手に荷物が多くても、自分の足で歩くことによって、お友達といっしょに先生から道を歩く時のルールを身につけているのです。

お山に行っている子供が、皆、体力のある、体の大きい子というわけではありません。特に年少の間は大変な子も多いでしょう。でも大人が思う程、子供は弱くなく、皆だんだんとたくましくなっていく姿をうれしく思う毎日です。

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