「言葉の重み」:園長日記より

2010-01-20 (水)

昨日俳句の時間を持ちました。俳句に入る前に、「言葉」の重みについて話をしました。

年長児ともなると、言葉ひとつで大人にも大きな力を及ぼします。プラスにもマイナスにも、です。意味をよくわきまえずに安易に使った一言は、友達だけでなく、先生や保護者といった大人の心も傷つけることがありえるということについて話しました。

だから、言葉を慎まないといけないというメッセージにとどまることなく、一方では、子どもの一言が大人を支え、勇気付けることもある、ということで、たとえば、お弁当おいしかったよ、という一言はお母さんにとってうれしい言葉のはず。

心をこめて「ありがとう」、「ごめんなさい」と言えることも、相手の目を見て「おはようございます」、「さようなら」とご挨拶できることも、とても大事なことである、と。

そういう一つ一つの自分の言葉や態度のもつ意味について、自分が相手の立場だったらそれをどう受け止めるのか、一度よく考える必要がある、と述べました。

俳句の発表は、ずいぶん多くの子供たちがよい姿勢でしっかり発表できます。うろおぼえでも勢いで手を上げると、頭をかくことになりますが、そんなときも、じゃあもう一回先生と練習しよう、と呼びかけてからその場で復唱してもらい、もう一度挑戦してもらいます。

本当は、「できる」という確証をもってから手を上げるべきなのですが、それこそ子供たちの個性はまちまちで、「できるのに引っ込み思案」になるタイプもあれば、「あやふやなのに勢いで手を上げる」タイプもあり、その両方で世の中はバランスをとっているのだと思います。

私としては、そうしたすべてのケースに対して、一つ一つ丁寧に励ますことで、子どもたちには、どんなやり方でも前向きである限り向上する道は開けていくのだ、というメッセージを送りたいと思っています。

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