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小学生クラス

(更新日:2018/03/23)

『西洋の児童文学を読む』(対象:小学生5〜6年)

木曜16:20~17:20 担当 福西亮馬

本を読み通すこと、そしてそのことに共感する他者と出会うこと、その互いの鏡映しによって、精神のより深いところに種を植え、根を生やせるよう、また作者と 永遠に対話できるようになること。そのようなクラスを理想として目指します。そして、同じ作者の異なる作品を読むことによって、読書体験がより深まること を望みます。

 

さて、2017年4月から読み始めたテキスト、トンケ・ドラフト『王への手紙』(西村由美訳、岩波少年文庫)は、日本ではまだまだ隠れた名作です。各章10ページ前後という大変抑制の効いた構成で、テンポよく、物語の緊張の糸がつむがれます。一度読みかけたらおそらく最後まで読んでしまうことでしょう。その読んで感じたことを報告し合うことが、クラスでの中身となります。良いものを「良い」と言って共感され、好きなものを「好き」と言い合えることで、互いの人生を信じる心を応援したいと願っています。(テキストの進捗状況につきましては、下記「ブログ」のリンクをご覧下さい)

(クラス開設時の、その他テキスト候補:トンケ・ドラフト『白い盾の少年騎士』、エンデ『はてしない物語』、エンデ『モモ』、いずれも岩波少年文庫)

 

ブログ「西洋の児童文学を読む」カテゴリー

 『れきし』

『れきし』クラス 木曜 17:30〜18:30 講師:吉川弘晃

「日本では小学生から日本の歴史(社会)を学びますが、歴史とはどの科目にもまして不思議と楽しさにあふれる学びです。なぜなら、過去に起きた人間が関わるあらゆるものを物語の形にして自由に考えられるからです。しかし、「自由」といっても、一つだけ重要なルールがあります。それは、物語の一つひとつに証拠を示して相手に理解してもらうことです。クラスでは、日本の歴史を理解するうえで基本的な道具を、国語や算数、理科の知識を引っ張りながら(歴史は知の総合格闘技です)、楽しんで身に付けていきます。」

 『将棋教室』

『将棋教室』 月曜隔週 16:00〜17:30 講師:中谷勇哉

「礼に始まり、礼に終わる」。将棋はただ自分が強いことを相手に誇示するためのものではありません。相手がいることは、自分の指した手のどこが悪かったかを直してもらうチャンスなのです。「負けたのは相手が狡(ずる)いせいではない。自分が弱いせいだ」と、素直に非を認められる人は、次には「誓って」その悪い手を指さなくなる分、一歩前より強くなっています。逆に相手が同じ手を指してきた時には、それをとがめる(つまり教えてあげる)ことができます。悪い手を次第に指さなくなる(つまり強くなる)には、先生と、礼を重んじる相手・仲間とが必要です。勝敗は強さの後ろからおのずと着いてきます。「勝ちたい!」≠「強くなりたい!」。この「≠」の意味を一緒に問いましょう。

 『かいが』

『かいがA』クラス 火曜 16:00〜17:30 講師:梁川健哲
『かいがB』クラス 木曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
・【新設】『かいがC』クラス 金曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲

基本理念:1.こどもたちの好奇心・創作意欲にまかせ、表したい物事・表す素材と、心ゆくまで向き合う時間とする──「鉄は熱いうちに打て!」 2.こどもたちの好奇心を高め、発想を広げるための「きっかけ」をつくる。3.描くことは「発見」すること。

シンプルで広がりのある課題を設定し、与えられたテーマを自分なりに解釈することや、画材の用い方を工夫することなど、子どもたちの柔軟な姿勢を何より大切にしています。また、絵画とは切っても切りはなせない関係である「自然」との対話も大切にしています。心を思いきり解き放つような時を過ごしてもらえるようなクラスづくりに努め、堂々と自分の考えや、感じた世界を表す「自信」をみなさんに身につけて欲しいと願っています。

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  『しぜん』

 ・『しぜんA』クラス 火曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
『しぜんB』クラス 木曜 16:00〜17:30 講師:梁川健哲
『しぜんC1』クラス 月曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
『しぜんC2』クラス 月曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
・【新設】『しぜんD』クラス 金曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲

幼稚園・山の学校のまわりは生きた教科書そのものです。あたりを見渡せば、四季折々の花、樹木、昆虫がいっぱい見つかります。自然を教科書として学んだ後は、図鑑等でさらに詳しく調べた上で、レポートにまとめたり、皆の前で発表したりして互いに成果を分かち合います。
また、森の奥や、沢へ探検へでかけたり、冬は焚き火をしたりします。
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  『ことば』

『ことば1年』クラス 火曜 16:20〜17:20 講師:福西亮馬
『ことば2〜3年』クラス 水曜 16:20〜17:20 講師:浅野直樹
『ことば4年』 クラス 水曜 16:20〜17:20 講師:福西亮馬
『ことば5〜6年』クラス 木曜 17:40〜18:40 講師:福西亮馬

時には読み聞かせを通して、時には作文の添削を通して、日本語を正確に理解し、表現する力を養います。
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  • 「ことば」クラス紹介(福西 亮馬)

     フラココと風ときょう走五時五分  雫(3年生)

    フラココとはブランコのことです。それを春の季語だと紹介したその日は、嵐のような風が吹いていて、大きなクスノキが右に左に傾いでいました。落日はまだ高いところにあり、雲に覆われて白くぼんやりと輝いている時間帯でした。この句は、夕日を見るつもりで園庭の柱時計の方を向くと、五時五分だったことを表しています。そして「春の夕暮れ」という言葉を使わずに、時間でそれを表しています。作者は、新しい学年になったばかりで胸を張っており、うら寂しい日差しの中、ブランコを漕いで、風と「きょう走」しています。前に乗った時よりも少しだけ小さく感じる幼稚園の遊具、往復運動、そして風との対話。

    このように作者によって切り取られた時間は、俳句という形式を通じて普遍性を勝ち得たと言えるでしょう。私自身、この句を忘れないだろうと思います。このように俳句に取り組むこともあれば、最近では説明文を読んで「まとめる」ということもしています。というのも、アンテナを張ってキャッチしたことを自分のものとし、またそれを人にも正しく伝えるために、要約の力は欠かせないからです。インターネットはその時調べるにはとても便利な情報源ですが、一生を通しての情報源となるものと言えば、やはり今も昔も変わらずに本であることでしょう。それなので、本に「何が書いてあるのか?」という解像度を上げるために、そして将来の読書体験において、一生の糧となる栄養を得るためのお手伝いができればと考えています。

  • 「ことば」クラス紹介(高木 彬)
    「・・・では、言葉とじっくり向きあうにはどうすればいいのか。
    たとえば俳句づくりでは、実際に外へ出て、見つけたもの、感じたことなどを、気の赴くままに五七五にまとめてもらいます。そして、この俳句づくりを、春夏秋冬それぞれの季節ごとに数回ずつ実施します。作品どうしを見比べることで、四季を通じた変化を感じることができるでしょう。
    また創作では、構想から執筆・完成まで長い時間をかけて、こつこつと自分の世界をつくりあげていきます。本読みにしても、できるだけ長篇を読んでいきたいと思っています。 どれも気の長い取り組みです。しかし、良き親友は、二三日でできるものではありません。こうした長い時間が、言葉への愛情と信頼を育むことになるでしょう。・・・(全文はこちら)」

  『かず』

 ・『かず1〜2年』クラス  水曜  17:30〜18:30 講師:浅野直樹
『かず3〜4年』クラス  水曜  17:30〜18:30 講師:福西亮馬
『かず5〜6年』 クラス  火曜 17:30〜18:30 講師:福西亮馬

計算力をしっかり身につけると同時に、「かず」の世界への関心・興味を深めてもらうクラスです。ドリル以外に、どんな教材が飛び出すかはいつもお楽しみ。
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      • 「かず」クラス紹介(福西 亮馬)
        計算、文章題、パズルを取り混ぜてしています。先取りはあまりせずに、復習寄りのことをしています。ただし、強調しておいた方がよい数学的な内容については、先を見据えて重点的にすることがあります。たとえば九九ならば「二乗の数」であったり、図形ならば「三角形の二辺の和が他の一辺よりも長いこと」(三角不等式)などです。

パズルでは、ねばり強さと論理性とを積み重ねています。パズルが解けた時の達成感は、考えることそれ自体を楽しむことにプラスになります。感覚的に解けることから次第に論理的に解けることが面白くなるような移行を図っています。

さて、算数が得意になると、物事に見通しがつけやすくなります。そして式やグラフで明示することで、多くの人にその見通しを共有してもらいやすくなります。そのような「なるほど」という認識の土台作りとして、算数は今まで通り大事な科目としてあるでしょう。

図形は、目に見える数として具体的なものです。計算は、パワフルなものです。そして単位量当たり(割合)という考え方は、分析的なものです。これらはやがて幾何、代数、解析という3つの分野として中学の数学で登場し、高校、大学以降の数学の中で統合されていきます。小学校の期間は、そのはじめに「1」として置くべき基礎を学んでいます。ぜひこの「1」となるべきものを磨き、将来の解像度を上げていきましょう。

 

        • 「かず5年」クラス紹介(高木 彬)
          「このクラスでは、一年間をかけて、基礎的な問題演習と思考パズルに取り組んでいきます。
          問題演習では、まずは市販のドリルを用いて、前の学年(5年生であれば4年生)の総復習を行ないます。すでに小学校で勉強したはずのことですが、おそらく苦手とする単元が見つかるでしょう。(中略)「向かうところ敵なし!」という域に達したら、もう一度ドリルに戻って、自分の力試しをします。おそらく最初にドリルを解いたときとの違いを実感できることでしょう。
          (中略)実際の生活で三次方程式や長大な証明問題を解くことは稀ですが、そこで根本的に働かせている合理的な思考方法は、もう一方の柱である想像(創造)力や情緒 と並んで、人間が生きていく上で欠かせないものです。このクラスの後半では、そういう広い目で見た数学的な思考に親しむために、論理パズルなどに取り組みます。(全文はこちら

 

  『つくる』

『つくる1年』クラス  隔週木曜日 15:50〜17:20 講師:山中壱朗
『つくる2年』クラス  隔週木曜日 15:50〜17:20 講師:山中壱朗
『つくる3〜4年 』クラス    隔週月曜日 15:50〜17:20 講師:福西亮馬
『つくる5〜6年』クラス 隔週月曜日 16:30~18:00 講師:福西亮馬

~遊びと学びの接点、「ゲームよりも面白い!」と言える『つくる』クラスを作りたい
『つくる』はいわゆる工作教室です。そのねらいとは何か?──それは「こうしたらもっとできるかも!」という、小学生たちの「夢」を応援したいということで す。夢とは「自分からしたい」と思って「ワクワクできるもの」のことです。ひいてはそれが「知りたい」「学びたい」ということに根を下ろしていき、「勉強すればもっとワクワクできるはずだ!」という学びそのものへの意識の変化にもつながると考えています。

IMG_1610-1SONY DSCそこで私が注目したいのは、小学生ならば誰もがおなじみの「がらくた集め」です。何かを作ることに没頭する子どもたちはきっと多くいるはずですが、「しぶしぶ勉強をがんばった、だからあとはゲーム」というような「片手間な勉強」をするくらいなら、ゲームよりも面白いがらくたを相手に「最初から最後まで」夢中になれた方が、本当の勉強につながっているのではないか、というのが私の提案です。


よく親御さんからの相談に、「この子は勉強の仕方が分かっていないようなので…」というのがあります。それは「いかにそれまで遊んで来なかったか」ということの告白でもあります。勉強で遊ぶことを知っている人にとって、「どうやって勉強するか」とは「どうやって遊ぼうか」という意味になります。

たとえばノートの取り方一つにしても、興味に従って調べていけば自然とノートは埋まっていきます。そしてその書き方がいくらでも自分でアレンジできることを 知って、むしろ「次は何を書き込もうか」と楽しくなります。それは黒板に書かれた分だけを単に写している人には味わうことのできないワクワクした広がりで す。このように、「自分で考えて工夫できる人」は、勉強の仕方を知っていることになります。

その根っこにあるのは、「次にどうなるか知りたい」という好奇心です。ところで「勉強の仕方が分からない」という人の中には、その仕方を単に「要領よくすること」と履き違えている人が割合に多くいます。そうではなく、要領とは試行錯誤の後にやっと生み出される「コツ」のことです。それは、もし人から聞いたところで自分で工夫を重ねようという主体性がない限り、一向に身に着くものではありません。またそれを得る前の試行錯誤を恐れているから、「分からない」で済まし
ているのです。

勉強とは本来受身でするものではありません。知りたいと思う気持ちが湧いてくるからこそおのずとするものであり、そこで知らなくてもいいと思えばそれまでです。またその過程は、はたから見れば「道草」としか映らないこともしばしばあります。しかしそれは「真剣」な道草であり、試行錯誤であり、工夫の道のりで す。それを「とことん」突き詰めていけば、必ずや困難にぶち当たる日が来ます。その時こそ、たとえ誰に言われなくても自分でそれを克服したいというモティベーションの湧いて来る時です。我々はそうした彼らの主体性こそを見守るべきではないでしょうか。

「よく遊び、よく学べ」とは昔からよく言われることですが、決して「よく学び、よく遊べ」という順ではないことに注意したいと思います。つまり「勉強したから遊んでいいよ」というのでは、上の意味で本当の勉強をしたことにはなりません。本人自身が「遊びも勉強も!」というのでなくてはなりません。

英語のことわざにAll work and no play makes a Jack a dull boy.というのがあります。私はこのJack とはまさに正反対の、自分で絶えずモティベーションを作り続けられる人を応援したいと思います。

一人でも多くのご参加をお待ちしています。(山びこ通信2011年2月号より抜粋)

ガラクタの山、タカラの山
(『宝の山』はただ黙して語らず。君たちの挑戦を待っているのだ)

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2010年8月17日 | コメント/トラックバック(0) |

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